当院における治療方針

当院における治療方針

治療方針
メカマクリニック院長の堀部です。現在目蒲病院において内科入院患者も全員担当しています。メカマクリニックでは10年以上脳神経内科の難病や認知症の患者の診療のほかに、感冒や胃腸炎など内科全体的な診療をしております。自宅への訪問診療、施設訪問もしておりますが、信条としては患者の最期までできるだけ責任をもって診ていくということです。

 

単純な事のように思われますが、患者が自宅で最期を迎えたいと思っても、それには周りでサポートする家族の介護力や訪問看護ステーションなどまわりのサポートが必要となります。患者の状態が厳しくなると、介護する家族の疲弊は大きくなります。その際は、無理をしないで、レスパイト目的に目蒲病院を利用されることもよいと思います。レスパイト・ケアとは、在宅で障害者、高齢者などを介護している家族に、支援者(病院)が介護を一時的に代替してリフレッシュしてもらうことです。

 

また、介護には向き、不向きがあると考えております。いくら大事な家族を最後まで看ていきたいという気持ちがあっても、ストレスで介護うつになっては患者もつらく感じます。状況によっては療養病棟で永続的に入院を継続していただき、サポートを家族にお願いする方法もあると思います。メカマクリニックはその橋渡し的なサポートもしています。

 

目蒲病院の療養病棟では急変時に無理な延命をする事(人工呼吸器の利用など)は致しておりません。肺炎などの状況では抗生物質、酸素投与など一般的な高齢者の疾患に対する標準治療をしております。なるべく、癌などの疾患で疼痛がある患者には麻薬処方をするなど患者本人が苦しまないという選択をしていきます。

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