抗CGRP製剤という薬が新しい片頭痛の予防薬として、多くの効果がみられています。
今、CGRPという片頭痛の時に痛みの原因となっている伝達物質を抑える薬があります。
今までの薬よりは高額になりますが、一度頭痛が気にならなくなる生活を
目指して注射を試してみませんか?
効果を感じない場合は、次回は中止して構いません。
特に、抗CGRP製剤投与の対象となる患者として、
既存の片頭痛予防薬で十分な効果がない方や、副作用で予防薬が使えない方
発作頻度が多く、日常生活において活動が極端に制限されている方
片頭痛で仕事を休んでしまうため社会的信用を失いそうな状況
片頭痛が原因で家族内不和が起きている状況の方
薬物乱用性頭痛傾向の患者
脳梗塞や心虚血変化(狭心症や心筋梗塞の既往がある方)がありトリプタン製剤が使用できない方
があげられます。
現在、アジョビ、エムガルティ、アイモビーグという3種類の薬があります。
すべて、注射製剤となります。
ただし、14歳未満は使用できません。
エムガルディは原価;42,638円/本(3割負担:12,791円/本)
アジョビは原価;39,064円/本 (3割負担:11,719円/本)
アイモビーグは原価;38,980円/本 (3割負担:11,694円/本)
となっています。現在、エムガルディとアジョビを当院では主に使用していますが、アイモビーグを希望の場合
は可能(予約制)です。
3割負担:12,791円/本